第12回(2020年12月14日)
ここでは、ふだんのスライド資料+音声資料というやり方では紹介できない映像資料をご紹介していきたいと思います。もちろんそれぞれの動画を全部最後まで見る(聴く)必要はありません。雰囲気だけ掴んでください。
ジョンケージの「4分33秒」の実演です。
John Cage - 4'33" by David Tudor
リゲティの『100台のメトロノームのためのポエム・サンフォニック』吹奏楽をやっていた方々にはおなじみの、メトロノームを100台使った音楽作品です。ふつう、メトロノームというのは練習など演奏の前段階に使われる道具として認識されていますが、ここでは「楽器」として扱われています。
György Ligeti - Poema sinfónico para 100 Metrónomos
シュトックハウゼンの「ヘリコプター四重奏曲」・・・。マジか・・・。
Karlheinz Stockhausen "Helicopter String Quartet"
ジョンケージが「偶然性」にのっとって作曲した「易の音楽」です。なんだかよくわかりませんが・・・。
John Cage: Music of Changes (1951)
グレン・グールドが27歳のときの演奏です。自宅での練習風景です。歌いながら、身体をリズミカルに、時には旋回させながら弾くスタイルはグールド独特のものです。
この動画の2:00あたりで、どうしてもうまく弾けない箇所があって、一度立ち上がって窓際でその部分を声に出して歌い、戻ると今度はミスなく弾けるという場面があるのですが、個人的にはこのシーンが印象的です。
Glenn Gould practicing Johann Sebastian Bach's Partita No.2 in C minor, BWV 826 - HD 720p
コンサート・ドロップアウト(演奏会引退)を表明した頃に演奏したバッハの「ゴールドベルク変奏曲」
Glenn Gould - J.S. Bach "Goldberg Variations", 03.06.1964 (OFFICIAL)
彼の最晩年、1981年の演奏。曲は上の動画と同じくバッハの「ゴールドベルク変奏曲」ですが、ずいぶん印象が違います。
Glenn Gould - Bach - Goldberg Variations BWV 988 - Aria Da Capo